【法令解説】「前の車が進んだから」は危険!名古屋高速の出口や右折専用など、信号機の「標示板」完全攻略
運転中、信号機の色(青・黄・赤)を見るのは当たり前ですが、
**「信号機の下や横に付いている『白い板(標示板)』」**までしっかり見ていますか?
- 「高速車専用」
- 「右折車専用」
- 「歩行者・自転車専用」
これらは**「補助標識(標示板)」と呼ばれ、「この信号は、〇〇だけに従う効力がありますよ」**という限定ルールを示しています。
特にここ愛知県、名古屋周辺の道路では、この標示板を見落とすと、**「信号無視」や「重大な交差点事故」**に直結する危険な場所がいくつもあります。
今回は、意外と知らない**「信号機に付く標示板」**のルールと、名古屋特有の注意点について解説します。
■ 名古屋の初見殺し!「高速出口」の信号機
まず、名古屋市内や近郊を走るドライバーが最も注意すべき点としてご紹介するのが、**「高速道路(名古屋高速)の出口」**にある信号機です。
国道22号や空港線など、高速道路の高架下を走っていると、交差点で信号機が**「2つ並んでいる」**ことがあります。
1 通常の信号(一般道路を走行する車両が従う信号)
2 高速出口専用信号(高速道路から降りてきて一般道路に入る車用が従う信号)
この2つには、それぞれ信号機の下に**「一般道路」「高速車専用(または出口専用)」**という白い標示板が付いています。
よくあるヒヤリハット:つられて誤発進
ここで、レッスン中のお客様がよくやってしまうミスがあります。
例えば、瑞穂区堀田にある「堀田通8」の交差点です。
現在「一般道」を走っているのに、隣の**「高速出口の信号」が青になり、出口にいる車両が動き出すと、つられてブレーキを離してしまう**のです。
一般道路用と高速道路用の堀田通8の交差点
この時、一般道側の信号はまだ「赤」です。
もし気づかずに交差点に入れば、立派な**「信号無視」**になりますし、青信号で進んできた高速道路出口の車と衝突する危険があります。
信号機が複数ある場所では、必ず**「色の下の文字(標示板)」**を確認し、「自分のための信号はどっちか?」を判断してください。
他にも、中区丸の内の高速出口など、至る所にこのような高速道路出口専用信号がありますので十分に注意してください。

■ 「右折車専用」は直進できません
次に多いのが、**「右折車専用」**などの進行方向を指定する標示板です。
矢印信号ではなく、普通の3灯式信号機の下に「右折車専用」と書かれている場合、その信号が青になっても**「右折しか」できません。**
「青だから直進してもいいだろう」
と思って進むと、信号無視(指定方向外進行禁止)になります。
特に、右折レーンと直進レーンが混在しているような複雑な交差点では、**「自分がいるレーンに対応した信号機」**を見る必要があります。
【実例】天白区 島田住宅東交差点
こちらは、**天白区の「島田住宅東交差点」**などに設けられております。

この場所で以前、直進・左折の信号が青の時に、「右折車専用信号」が赤にもかかわらず交差点に進入し、対向車が途切れたタイミングで右折するという「信号無視」の行動を見かけたことがあります。
標示板が付いている場合、「青=進め」ではなく、**「指定された方向のみ進める」**という意味になりますので、見落とさないように注意しましょう。
■ 一番ややこしい!「自転車」はどっちの信号?
最後に、ドライバーが一番ヒヤッとする**「自転車」**の動きについてです。
交差点を左折しようとした時、
「車用信号が青で歩行者用の信号が赤だから、横の自転車は止まるはず」
と思っていたら、自転車がそのまま直進してきてぶつかりそうになった……。
そんなヒヤリハットの経験はありませんか?
実はそれは、自転車が信号無視をしているのではなく、**「自転車がどの信号に従っているのか」**をしっかり理解する必要があります。
1 「歩行者・自転車専用」の板がある場合
歩行者用信号に、この標示板が付いているのをよく見かけます。
この場合、自転車は**「車道・歩道どちらを走っていても、歩行者用信号」**に従わなければなりません。

つまり、車用信号が「赤」でも、歩行者用信号が「青」なら、自転車は進んできます。
ドライバーは「車が赤だから自転車も止まる」と思い込まず、この白い板の有無を確認する必要があります。
2 板がない場合(これが混乱の元!)
もし標示板がない場合、自転車はどこを走っているかで従う信号が変わります。
・車道を走っている自転車 →車用信号に従う
・歩道を走っている自転車 →歩行者用信号に従う
このように、自転車のルールは非常に複雑です。
特に、レッスン中にも見かけることがありますが、自転車は歩道と車道を行き来するものです。
**「どちらの信号に従えば停止せずにそのまま通過できるか」**を考え、赤信号を回避するように自在に進路を変える自転車もたくさんいます。
私たちドライバーにできる自衛策は、**「自転車は、車用の信号が赤でも進んでくるかもしれない」**と予測して、左折時の巻き込み確認を徹底することだけです。
■ まとめ|信号は「色」と「文字」で読む
今回のポイントを整理します。
1 **「高速出口専用」**につられて発進しない(名古屋高速の下は要注意!)
2 **「右折車専用」**などは文字通りに従う
3 **「歩行者・自転車専用」**がある時、自転車は歩行者信号で動く
標示板は小さくて見落としがちですが、ここには「事故を防ぐ重要なルール」が書かれています。
愛知ペーパードライバースクールでは、
「信号がたくさんあって、どれを見ればいいか分からない」
「高速道路の出口付近の運転が怖い」
「自転車の動きが不規則で心配」
という方のために、地域密着の実践的なレッスンを行っています。
名古屋の特殊な道路事情に精通したプロが、助手席で「今見るべき信号」をアドバイスします。
[ LINE相談・お問い合わせも大歓迎です ]


愛知ペーパードライバースクール 名古屋校 代表
服部 寛嗣
2011年から名古屋市内の指定自動車学校で勤務し、
10年間で延べ25,000名以上の技能・学科指導を担当。
現在は出張専門のペーパードライバー講習を行い、
年間約200名のサポートをしています。
中型・二種・大型二輪を含む複数の免許、
教習指導員・技能検定員・高齢者講習指導員など
幅広い資格を保有。
2025年1月19日

