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【法令解説】「青は進め」は大間違い?信号機の本当の意味と、名古屋の交差点で初心者が陥る「右折の罠」

 

「信号が青なら進め、黄色なら注意、赤なら止まれ」
子供の頃、このように教わった方は多いのではないでしょうか?

私が自動車学校に勤務していたころ、信号に関する学科教習中にこの質問をすると、ほとんどの皆さんが「うんうん、そうです」と頷かれます。
実は私自身も、幼少期に住んでいた稲沢市で実施された地元の子供交通安全教室で何度もそう聞いてきました。

しかし、自動車学校に入社しプロの視点を学んでいくうちに、その覚え方は不正確であり、時には危険であるということを知りました。

特にここ愛知県では、信号の意味を勘違いしていると、「名古屋走り」の波に飲まれて事故に遭うリスクが高まります。
今回は、意外と知られていない**「信号の色の本当の意味」と、初心者が急な信号の変化に交差点でパニックにならないための「右折のルール」**を解説します。


■ 衝撃の事実!「青=進め」ではありません

まず、一番の勘違いである「青信号」から見ていきましょう。
道路交通法では、青色の灯火の意味をこう定めています。

「直進し、左折し、又は右折することができる」

重要なのは、**「進め(命令)」ではなく「進むことができる(許可)」**だという点です。

名古屋で事故を防ぐ「青信号」の解釈

名東区の上社交差点や清須市にある朝日南東の交差点のように日常的に混雑しやすい道路で、青信号は「進め(命令)」としてしまうと交差点の先が混雑していても交差点に進入していくことになってしまいます。

交差点での立ち往生は、トラブルの元。併せて読みたいこちの記事もご覧ください。

【法令解説】青信号でも進んじゃダメ?交差点・踏切・消防署前で「立ち往生」しないための絶対ルール

名東区上社の交差点

安全で安心なドライバーはこう解釈しています。
「周りが安全なら、進んでもいいですよ」

特に名古屋市内では、青になった瞬間に急発進する車が多いですが、焦るのはよくありません。
「青だけど、交差道路から信号無視の車が来るかもしれない」
そう疑って、一呼吸おいてから発進するのが、事故を防ぐコツです。

【目撃談】中区伏見での恐怖体験

実際、私は一度名古屋市の中区伏見の交差点でかつて完全に赤信号で交差道路の信号が青に変わったタイミングで信号を無視した車両がクラクションを鳴らしながら猛スピードで交差点に進入していく姿を目撃したことがあります。

 

歩行者として歩いていた私も、かなり驚きましたが、青信号になった瞬間に急発進するような運転をする方がいたら、かなりの大惨事だったでしょう。

このような状況でとても大切なのが、先頭確認です。

 

先頭確認とは、赤信号を待つときにご自身が一番前で停止していたら、青信号になった後に一呼吸置くために、左右の交差道路からの信号無視の有無を確認します。

 

信号無視がいないことを確認してから動き出すことでそのような暴走車両からご自身と同乗者の命を守ることができるのです。

 


■ 黄色信号は「注意」ではなく「〇〇」

次に黄色信号です。「注意して進め」だと思っている方が非常に多いですが、正解は……

「停止位置を越えて進行してはならないこと」

原則は「赤信号」と同じく停止です。

 

 ところが黄色信号の意味には続きがあります。

「ただし、黄色の灯火の信号が表示された時において当該停止位置に近接しているため安全に停止することができない場合を除く」と例外規定が設けられています。


少し難しい言葉でしたがつまり、急ブレーキをかけると追突される恐れがある場合(ジレンマゾーン)や急ブレーキにより同乗者に危険が及ぶ場合などに限り、例外として通過が許されています

 

この「黄色信号の判断」については、別の記事で過去の交通トラブルやヒヤリハットなどの実例を交えながら危険予測のトレーニングにて詳しく解説しています。まだ読んでいない方は、ぜひ合わせてご覧ください。[ 【プロが解説】黄色信号で迷ったら?名古屋の交差点で事故を防ぐ「3秒前」の判断術 ]


■ 赤信号でも進める?初心者がパニックになる「右折の罠」

最後に赤信号です。意味はもちろん**「止まれ」**です。
(正確には、車両等は、停止位置を越えて進行してはならないこと)

しかし、初心者の生徒さんやペーパードライバーの方が最もパニックになるのが、**「交差点の中で右折待ちをしている時」**です。

【シチュエーション】

1 青信号で交差点の中に入り、右折待ちをした。

2 対向車が途切れないまま、目の前の信号が「赤」になってしまった!

3 「どうしよう!赤信号なのに交差点の真ん中にいる!違反になる!?」

下の写真のような、東区徳川にある赤塚交差点のような大きな交差点での右折時はもちろん、

東区赤塚交差点のように大きな交差点は右折中に矢印信号が消えてしまうこともしばしばあります

南区豊田5丁目付近にある、下の写真の交差点のように矢印信号がないような交差点でも交差点の中で対向車待ちをするとよくある状況です。

矢印信号のない交差点の右折は、対向車の途切れるタイミングがないと信号が黄色や赤に変わるまで交差点の中で動けないことも多くあります


この時、あなたならどうしますか?

正解は「そのまま進む(右折を完了させる)」

実は、すでに交差点に入っている車に関しては、**「右折先の信号が赤になっても、そのまま進んでよい」**というルールがあります。

 

これは、速やかに交差点から出てくれないと、交差点がふさがってしまい、横の道路の信号が青になってみ皆さんは通行するときに困ってしまうからです。

ですので、信号が赤になってもパニックにならず、対向車が減速行為に入ったり止まったりするのを確認してから、落ち着いて右折を完了させてください。


■ 要注意!「自転車」と「原付」はルールが違う

ただし、今の「右折のルール」には例外があります。
それが**「原動機付自転車(原付)」「軽車両(自転車)」**です。

軽車両と原動機付自転車の一部交差点では「二段階右折」をしなければいけません。

 

その為、右折する場所まで直進後、向きを変えて対面する赤信号が青になるのを待ちます。
正面の信号が青になってから進むことになります。

 

最近は自転車の取り締まりも厳しくなっていますので、車だけでなく自転車に乗る際も注意が必要です。


■ まとめ|正しい知識が「余裕」を生む

今回のポイントを整理します。

1 青信号 = 「安全なら進んでもいい」(進め!ではない)

2 黄色信号 = 「止まれ」(急ブレーキになるなら進んでよし)

3 右折中の赤 = 「そのまま進んで交差点を出る」(パニックにならない!)

信号の意味を正しく理解していれば、
「青だからといって無理に行かなくていいんだ」
「赤になったけど、落ち着いて曲がればいいんだ」
と、心に余裕が生まれます。

愛知ペーパードライバースクールでは、学科教本には載っていない**「名古屋の現場で本当に役立つ知識」**をお伝えしながら、実践的なレッスンを行っています。

 

特に名古屋市内には、

「時差式信号」(対向車が赤でもこちらが青のまま)

「セパレート信号」(矢印だけで進む方向を指定する)

といった、初心者泣かせの特殊な信号機が多く設置されています。
これらは、一人で練習するにはハードルが高い場所です。

 

「交差点の右折が怖くてできない」

「名古屋市の複雑な交差点への対応が不安」

という方は、ぜひプロのサポートを受けてみてください。

私が助手席で「今のタイミングなら大丈夫!」と判断をサポートします。

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愛知ペーパードライバースクール 名古屋校 代表
服部 寛嗣

2011年から名古屋市内の指定自動車学校で勤務し、
10年間で延べ25,000名以上の技能・学科指導を担当。
現在は出張専門のペーパードライバー講習を行い、
年間約200名のサポートをしています。

中型・二種・大型二輪を含む複数の免許、
教習指導員・技能検定員・高齢者講習指導員など
幅広い資格を保有。

2025年1月13日

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