愛知ペーパードライバースクール

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【危険予測】「優先道路だから大丈夫」が一番危ない?相手が一時停止を無視してくる「かもしれない」運転の極意

「自分は優先道路を走っているから、横から来る車は止まるはずだ」
そう信じて交差点を通過しようとした瞬間、横から自転車が飛び出してきた……!

こんなヒヤリハット、経験ありませんか?
実は、優先道路での事故の多くは、**「こちらの優先意識」「相手の不注意」**が重なった時に起きます。

緑区篠の風 優先道路と見通しの悪い路地

■ 1. なぜ相手は止まらないのか?

こちらが優先道路でも、相手(一時停止側)が止まらない理由はいくつかあります。

 ・自転車の場合:「車は来ないだろう」と甘く見ている。標識を見ていない。

 ・車の場合:カーブミラーを見て「いない」と誤認している。あるいは、「止まったつもり(徐行)」で出てきている。

相手が100%ルールを守るとは限りません。また、人間は誰でもミスをするものです。それはどんなにベテランのドライバーでも同じです。

「相手は時間に追われ、ルールを守れていないかもしれない」
「相手は私のことに気づいていないかもしれない」

と疑うことがスタートです。

時間に追われながら運転するドライバー

■ 2. 防御策は「ブレーキの構え」

優先道路を走っていても、交差点が見えたら**「アクセルから足を離しブレーキの構え(ブレーキへの足の移動)」**を行いましょう。
これだけで、もし飛び出されてもブレーキが間に合う確率が格段に上がります。

【上司の金言】常に足を置いておけ
私が新入社員として自動車学校に入社した時の話です。
指導員資格を取得するまでの研修を担当していただいた上司から、合格後にこんな金言をいただきました。

「教習車の補助ブレーキには、常に足を置いておきなさい」

ご存知の方も多いと思いますが、教習車の助手席にはブレーキが付いています。
その上司は、新入社員当時から35年間、教習中は常にブレーキに足を乗せて構えた状態だったそうです。

危険に備え常にブレーキを構えるインストラクターの足

そのお言葉をいただいてから私も、ずっと足を常にブレーキに構えて教習を行っています。
そしてそれは、現在の出張ペーパードライバースクールとして働いている時も継続しています。
「何かあってからブレーキ」では遅いのです。


■ 3. その他の防御策

優先道路を走行している場合でも、「自分が優先だから事故は起きない」という考えは危険です。
事故を防ぐためには、相手のミスを前提にした防御運転が重要になります。

①制限速度いっぱいまで出さない

優先道路では見通しが良いことも多く、つい速度が上がりがちになります。
しかし、時速50kmで走行している場合、1秒間で車は約14m進みます。
交差点が続く道路では、制限速度内でも少し余裕を持った速度で走行することが安全につながります。

②左からの飛び出しを特に警戒する

左側交通の日本の道路では、中央線または中央より左側を走行するために右側よりも左側からの車や自転車の飛び出しに対し対応が難しいケースが多く見られます。
特に、左側の**「路地」「歩道」「駐車車両の陰」**などを意識して確認することが重要です。
「何か出てくるかもしれない」という意識を持つだけでも、危険の発見が早くなります。

③ 位置取りを少し中央寄りにする

前述の左側への警戒対策として状況によっては、道路の中央寄りを走行することで飛び出しへの対応時間を確保できる場合があります。
例えば、左側に住宅の塀や駐車車両がある場合、その陰から自転車や歩行者が突然現れることがあります。

このような場合、左端に寄りすぎて走行していると、飛び出してきた相手との距離が非常に近くなり、回避する余裕がなくなってしまいます。
そこで状況によって、少し中央寄りを走行することで安全な距離を確保するとともに、お互いの存在を少しでも早く認知できるのです。
(※ただし、対向車がいる場合や道路幅が狭い場合には、無理に中央へ寄ることは危険です)

④ 「かもしれない運転」を忘れない

優先道路を走行していると、「相手は止まるはず」「こちらが優先だから大丈夫」と思い込みがちになります。
しかし実際には、一時停止を見落としている車や、スマホを見ているドライバーもいます。

「止まらないかもしれない」「飛び出してくるかもしれない」
という**「かもしれない運転」**を意識することで、危険への対応が早くなり事故防止につながります。

危険予測をしながら運転するドライバー

■ まとめ

優先道路で事故を起こす人の多くは「自分が優先」という安心感に油断しています。
事故を防ぐには、優先道路でも必ず「止まらないかもしれない」と考え「相手のミスをカバーしてあげる」くらいの余裕を持つことが、無事故への近道です。

愛知ペーパードライバースクールでは、
「優先道路での危険予測ができるようになりたい」
「ブレーキの構えのタイミングを知りたい」
という方のために、実車を使った実践的なレッスンを行っています。

愛知ペーパードライバースクール 名古屋校 代表
服部 寛嗣

2011年から名古屋市内の指定自動車学校で勤務し、
10年間で延べ25,000名以上の技能・学科指導を担当。
現在は出張専門のペーパードライバー講習を行い、
年間約200名のサポートをしています。

中型・二種・大型二輪を含む複数の免許、
教習指導員・技能検定員・高齢者講習指導員など
幅広い資格を保有。

2026年3月6日

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