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【法令解説】高速道路で「あおり運転」と思われないために!車間距離の正しい測り方と、追い越し車線のNG行動

高速道路を走っていて、一番怖いのは何ですか?
「合流」もそうですが、本線を走っている時の**「周りの車との距離感」**ではないでしょうか。

「後ろから煽られている気がする」
「前の車に近づきすぎたかも」

高速道路での事故の多くは、**「車間距離の不足」による追突です。
また、知らず知らずのうちに
「右側車線」**を走り続け、後続車をイライラさせていることもあります。

今回は、高速道路を安全かつスムーズに走るための**「距離感とマナー」**について解説します。


■ 1. 高速での車間距離は「100m」必要?

教習所では「時速100kmなら100m空けなさい」と習います。
でも、運転中にメジャーで測るわけにはいきませんよね。

どうやって測ればいいのでしょうか?

方法①:車間距離確認区間(看板)

高速道路には、**「確認基点」「50m」「100m」**と書かれた緑色の看板が立っている区間があります。
ここを通過する時、前の車との距離をチェックしてみてください。
「えっ、こんなに離れないとダメなの?」と驚くはずです。

名神 一宮インター付近にある車間距離確認区間

方法②:デリニエーター(白線)で測る

看板がない場所では、道路脇のガードレールにある**「デリニエーター(丸い反射板)」や、路面の「白線(破線)」**を使います。

デリニエーターの間隔:50メートル

 → 2つ分空ければ100mです。

白線(破線)のセット:20メートル(8mの白線+12mの空白)

 → 5セット分空ければ100mです。

ガードレールに設置されたデリニエーター(小さな丸い反射板 一区間100m)と地面の破線(1セット20m)

方法③【推奨】時間(秒数)で測る方法

高速道路の運転では、何か起きた際に緊急の操作が難しいです。急ブレーキや急ハンドルなどは大きなトラブルのもとになります。
そんな場所で、私たちの命を守るのにとても重要なのが車間距離の保持です。

上記の方法以外に、**「時間で車間距離を測る方法」**が私のおススメです。

皆さんの前方を走行する車がいる場所へ、4秒以上経過した状態で同じ場所に到達するように追従します。
その際に、**「01(ゼロイチ)」「02(ゼロニ)」「03(ゼロサン)」「04(ゼロヨン)」**と数えてください。「04」と数えるタイミング以降で目標ポイントに到着すると適正な車間距離が確保できるものです。

実際この方法で時間を計測すると5秒ほどの時間となりましたので、車間距離としてはかなり余裕を持った安全な距離感となります。


■ 2. 「ずっと右」はトラブルの元

これは以前の記事でも触れましたが、高速道路でも同じです。
一番右の**「追い越し車線」**を走り続けるのは、通行帯違反です。

煽られ屋にならないために

「後ろから速い車が来たけど、制限速度内だし譲らなくていいや」
と意地を張って右側をブロックするのは、煽り運転を誘発する一番の原因です。

東名高速 日進ジャンクション付近 右車線を走行する車

「速い車が来たら、さっさと左に避ける」
これが、高速道路で嫌な思いをしないための最強の防衛術です。


■ 3. もし「出口」を通り過ぎたら?

最後に、最近ニュースでもよく見る**「逆走」**についてです。

「あ、降りるインターを通り過ぎちゃった!」
「JCTで分岐を間違えた!」

こんな時、焦って路肩でバックしたり、Uターンしたりしようとしていませんか?
絶対にダメです。命にかかわります。

正解は「次のインターまで行く」

通り過ぎてしまったら、そのまま次のインターチェンジまで走ってください。
そして、出口の料金所で**「一般レーン(係員のいるレーン)」に入り、係員さんに「間違えて通り過ぎました」**と正直に申告してください。

**「特別転回」**という措置で、追加料金なしでUターンさせてくれる場合があります。
(※構造上できない場所もありますが、相談する価値はあります)

逆走は、自分だけでなく罪のない他人を巻き込む大事故になります。
「間違えたら次で降りる」。この余裕を持ってください。

【実話】伊勢湾岸道での特別転回

先日、天白区平針にお住まいの20代のお客様との高速道路レッスンで、実際にこの「特別転回」を行いました。

伊勢湾岸道を三重方面へ走行中、途中の「東海インター」で降りて産業道路に入り、知多方面に向かう予定でした。
ところが途中、スマホのナビアプリが不具合を起こし、案内が終了してしまったのです。

通常であれば私の方でご案内させていただきますが、この日は**「一人での通勤に向けて、案内無しで走行する」**という目標があったため、私もあえて言葉を挟まずに見守りました。

予定のインターを通過してしまったところで、お客様より「どうしたらいいですか?」とご質問がありましたので、すぐに特別転回をご案内いたしました。
次の**「名港潮見インター」で降り、一般レーンの係員の方に事情を説明すると、必要な手続きの後、すぐに転回(Uターン)**の方法を案内してくれました。

伊勢湾岸道 名港潮見インター 降りるインターを間違えた際には、一般レーンで相談

お客様も、事前に知識としては聞いていたものの「本当にそんなことができるのか?」と半信半疑だったそうですが、一度体験したことで**「今後もし一人で間違えてしまっても、落ち着いて対応できそうです」**とおっしゃっていました。


■ まとめ|高速道路は「ルール」で動いている

今回のポイントを整理します。

1 車間距離は100メートル(デリニエーター2つ分)。

2 追い越し車線は**「借りる場所」**。すぐ戻る。

3 通り過ぎてもバックしない(次で相談する)。

高速道路は、全員がルールを守って走れば、一般道よりも安全な道路です。
「距離」と「場所」を正しく守って、快適なドライブを楽しんでください。

愛知ペーパードライバースクールでは、
「高速の車線変更が怖くてできない」
「実際に高速道路を走って距離感を掴みたい」
という方のために、実践的な高速教習を行っています。

愛知ペーパードライバースクール 名古屋校 代表
服部 寛嗣

2011年から名古屋市内の指定自動車学校で勤務し、
10年間で延べ25,000名以上の技能・学科指導を担当。
現在は出張専門のペーパードライバー講習を行い、
年間延べ約200名のサポートをしています。

中型・二種・大型二輪を含む複数の免許、
教習指導員・技能検定員・高齢者講習指導員など
幅広い資格を保有。

2026年2月27日

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