【法令解説】路側帯の中に入っていい?「白い線」の種類で変わる、正しい駐停車の方法と「0.75m」のルール
人を迎えに行ったり、荷物を下ろしたりするために、道路の端に車を寄せたい。
そんな時、**「左側の白い線(路側帯)」**をまたいで停めていいのか、迷ったことはありませんか?
「入っていい線」と「入ってはいけない線」。
これを見分けないと、**「駐停車違反」**になるだけでなく、歩行者の通行を妨害する迷惑駐車になってしまいます。
今回は、意外と複雑な**「路側帯の種類ごとの正しい止め方」**について解説します。
■ 1. 「歩道」があるなら、車道の端に寄せる
まず基本です。
その道路に**「歩道(段差やガードレール)」**がある場合。
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この場合、車道の左端にある白線は「車道外側線」ですので、踏んだりまたいだりして、道路の左端に寄せて停めます。
(※歩道の上に乗り上げるのは絶対にNGです!)
■ 2. 「路側帯(歩道がない)」なら種類を見る
問題は、歩道がなく、白線(路側帯)だけがある道路です。
白線の種類によって、止め方が3パターンに分かれます。
① 白い実線1本(普通の路側帯)
・止め方:
路側帯の中に入って停めることができます。
・条件(重要!):
ただし、車の左側に**「0.75メートル以上の余地」**を空けなければなりません。
(※歩行者が通れるスペースです)

もし路側帯が狭くて0.75m空けられない場合は、路側帯に入らず、白線の右側(車道)に沿って停めます。

② 実線と破線(駐停車禁止路側帯)
・見た目:白い実線の横に、点線が引いてある。
・止め方:
路側帯の中に入ってはいけません。
白線の右側(車道)に沿って停めます。
駐停車禁止路側帯 広くても入らない
③ 白い実線2本(歩行者用路側帯)
・見た目:白い線が2本並んでいる。
・止め方:
路側帯の中に入ってはいけません。(絶対禁止!)
白線の右側(車道)に沿って停めます。

現在は、白い線だけの「歩行者用路側帯」を見かけることは少なくなりました。
その代わり、写真のように**「グリーンベルト」**と併記された路側帯が多くなっています。これも歩行者のための場所ですので、車は入ってはいけません。

■ 3. 「時間制限駐車区間」の使い方
最後に、街中で見かける**「パーキング・メーター(時間制限駐車区間)」**についてです。
「P」のマークの下に「60分」などと書かれている場所です。
正しい利用手順
1 枠内に停める:指定された枠の中にきっちり停めます。
2 手数料を入れる:すぐにメーターにお金を入れ作動させます。
3 時間を守る:制限時間(60分など)を超えたら即違反です。
「お金を入れたから、一日中停めていい」わけではありません。
時間を過ぎると**「駐車違反」**になります。
▼以前の記事で、中区錦でパーキングメーター利用をあきらめたエピソードを紹介しています
[ 内部リンク:☞【法令解説】中央線が動く!?名古屋の「リバーシブルレーン」と、駐車禁止でも停めていい「P」マークの謎
■ まとめ|「歩行者の邪魔」をしないこと
今回のポイントを整理します。
- 歩道があるなら、車道の端に寄せる。
- 普通の路側帯なら、0.75m空けて中に入る。
- 2本線・点線付きなら、入らない。
難しく感じるかもしれませんが、基本は**「歩行者が通れるスペースを残す」**という思いやりです。
自分が停めた車の横を、ベビーカーや車椅子が通れるかな?と想像してみてください。
愛知ペーパードライバースクールでは、
「幅寄せの感覚が掴めない」
「自宅前の路側帯の止め方を教えてほしい」
という方のために、実際の道路を使った実践レッスンを行っています。


愛知ペーパードライバースクール 名古屋校 代表
服部 寛嗣
2011年から名古屋市内の指定自動車学校で勤務し、
10年間で延べ25,000名以上の技能・学科指導を担当。
現在は出張専門のペーパードライバー講習を行い、
年間約200名のサポートをしています。
中型・二種・大型二輪を含む複数の免許、
教習指導員・技能検定員・高齢者講習指導員など
幅広い資格を保有。
2025年6月25日
