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【運転テクニック】ブレーキが「カックン」となる原因は?同乗者を酔わせない「極意」と、緊急時のABSの正体

運転中、信号で止まるたびに、
「カックン!」
と頭が前後に揺れてしまい、ブレーキの踏み方に悩んでいませんか?

ブレーキ操作は、アクセルやハンドル以上に「運転の慣れ(技術)」が出やすい部分です。
ペーパードライバーの方ほど、
「止まらなかったらどうしよう」という恐怖心から、つい強く踏みすぎてしまいがちです。

今回は、同乗者を酔わせない**「プロのブレーキ技術」と、万が一の時にあなたを守る機能「ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)」**について解説します。


■ 1. 原則:「急ブレーキ」はなぜダメなのか?

まず基本ですが、法令上「不必要な急ブレーキ」は禁止されています。
理由は単純で、**「後ろの車に追突されるから」**です。

特に名古屋のドライバーは車間距離を詰めがちなので、あなたが急に「ガツン!」と止まると、後ろの車は反応できずに突っ込んでくる可能性があります。

許される急ブレーキもある

ただし、

  • 子供が飛び出してきた
  • 前の車が急停止した

といった**「危険を避けるため」なら、迷わず急ブレーキを踏んでください。
大切なのは、
「何もないのに急ブレーキを踏まない(カックンしない)」**技術を身につけることです。


■ 2. プロが教える「カックンしない」踏み方

では、どうすれば滑らかに止まれるのでしょうか?
コツは**「踏む強さを変える」**ことです。

下手なブレーキ(一定)

「踏む(ガツン)→ そのまま維持 → 停止(カックン!)」
最初から最後まで強く踏みっぱなしだと、止まる瞬間に大きな衝撃が来ます。

上手いブレーキ(じわっと)

1 予備制動:軽く踏んで「ブレーキランプ」を点ける。(後ろへの合図)

2 このブレーキ:じわーっと踏み込んで、速度を落とす。(メインの減速)

3 抜き:止まる寸前に、ふっと踏む力を少し抜く

この「止まる寸前の『抜き』」ができると、スーッと滑らかに止まれます。
イメージは**「足の裏に卵があって、それを割らないような加減まで力を弱める」**感覚です。

止まる直前に踏力を弱めるのがコツ

最初は誰でも「カックン」します

ブレーキの踏力調整は、とても繊細なものです。
私が自動車学校で勤務していた時も、一段階(仮免取得前)までのお客様は、その調節に苦労されていました。とりわけ、初めて実車での練習をされるお客様は、ほとんどの方が停止時に「カックン」となります。

ところが、教習を重ねて路上で様々な経験をするうちに、適切なブレーキコントロールを身に着け、卒業のころにはほとんどの方がスムーズな停止を行うようになります。

ペーパードライバーの方やブランクの長い方の中には、「自分にはどうせ無理だ」と思う方も多いかもしれませんが、練習すれば必ず上達しますので、諦めないで継続してください。


■ 3. 後ろを守る「ポンピングブレーキ」

ブレーキを数回に分けて踏む**「ポンピングブレーキ」も有効です。
これは「止まるため」というより、
「後ろに知らせるため」**のテクニックです。

ブレーキをごく弱めに数回踏むことで、ブレーキランプを「パッ、パッ、パッ」と点滅させます。
すると後続車のドライバーへ**「おーい、止まるよ!」**と気づかせることができます。

特に後続車の車間距離が近い時などは、ドライバー自身が先行車(あなた)のブレーキランプに意識を置いていることが多く、追突防止に非常に有効です。


■ 4. 恐怖!ブレーキが「ガガガッ」となるABS

ここまでは、急ブレーキにならないようにコントロールする方法をご案内してきました。
しかし、どんなに危険を予測していても、急ブレーキが必要になる瞬間は訪れてしまうものです。

また、雨の日や雪の日など、路面が滑りやすい状況でブレーキを「ドン!」と踏んだらどうなるでしょうか?
昔の車はタイヤがロックして、勢い任せに滑っていきました。これではハンドル操作も効かず、事故は避けられません。

そこで今の車には、**「ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)」**という機能がついています。

ABSが作動するとどうなる?

1 すごい音が出る:
「ガガガガッ!」「ゴゴゴッ!」という大きな機械音が車内に響き渡ります。

2 足に振動が来る:
ブレーキペダルが「ダダダダッ」と押し返してきて、小刻みに激しく振動します。

初心者がやりがちな「致命的なミス」

この音と振動に驚いて、
「うわっ、ブレーキが壊れた!?」
と思って、**ブレーキペダルから足を離してしまう(緩めてしまう)**方がいます。

これが一番危険です!
ABSは「タイヤが滑らない(車のコントロールを失わない)ように、自動で調節してくれている音」です。
「ガガガッ」と鳴ったら、正常に動いている証拠です。驚かずに、もっと強く踏み込み続けてください。

「思い切り踏む」のは意外と難しい

多くの教習所では、急ブレーキ体験のカリキュラムがありますが、中には「思い切りブレーキを踏むこと」に恐怖心があり、踏み込めない方も多くいらっしゃいます。

実際、JAF(日本自動車連盟)が一般ドライバー(20代から70代の男女)を対象に急ブレーキの実証実験を行ったところ、様々な理由から半分以上の方がフルブレーキを踏めなかったというデータがあります。

いざという時に踏めるように、「ABSは壊れた音ではない」と知っておくだけでも、パニックを防ぐことができます。

👉講習を受けたお客様の体験談も見る①

 


■ まとめ|日常は「優しく」、緊急時は「強く」

今回のポイントを整理します。

  1. 普段は**「じわっと」踏んで、止まる寸前に「抜く」**。
  2. 後ろのために**「早めにランプを点ける(予備制動)」**。
  3. 緊急時に「ガガガッ」となっても、絶対に足を離さない

ブレーキは、ただ車を止めるだけでなく、**「同乗者の快適さ」「自分の命」**を守るための最も重要な操作です。

愛知ペーパードライバースクールでは、
「カックンブレーキを直したい」
「ABSが作動するほどの急ブレーキを体験してみたい(※安全な場所で)」
といったご要望にもお応えし、実践的なブレーキワークを指導しています。

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愛知ペーパードライバースクール 名古屋校 代表
服部 寛嗣

2011年から名古屋市内の指定自動車学校で勤務し、
10年間で延べ25,000名以上の技能・学科指導を担当。
現在は出張専門のペーパードライバー講習を行い、
年間約200名のサポートをしています。

中型・二種・大型二輪を含む複数の免許、
教習指導員・技能検定員・高齢者講習指導員など
幅広い資格を保有。

2025年3月14日

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