愛知ペーパードライバースクール

新着情報

【法令解説】コンビニに入る時、一時停止してますか?「歩道」「歩行者用道路」「路面電車の線路」を車が通れる例外ルール

運転中、コンビニやガソリンスタンドに入ろうとして、歩道を横切る時。
あなたは**「一時停止」**をしていますか?

「誰も歩いていなければ、徐行でそのまま入ってもいいでしょ?」
そう思っているなら、それは立派な交通違反です。

車には、原則として**「入ってはいけない場所(聖域)」**がいくつかありますが、条件を満たせば「例外的に」通ることが許されています。

今回は、意外と知られていない**「歩道」「歩行者用道路」「路面電車の線路」**を通行するための正しいルールとマナーについて解説します。


■ 1. コンビニや自宅に入る時の「歩道横断」

まずは、最も身近な**「歩道」「路側帯」**です。
これらは歩行者のための場所なので、原則として車は走れません。

ただし、「道路外の施設(お店や自宅など)」に出入りするためなら、例外的に**「横切る」**ことができます。

絶対ルール:歩行者がいなくても一時停止!

ここで絶対に守らなければならないのが、
「歩行者がいようがいまいが、直前で必ず一時停止する」
ことです。

街中で、お店に出入りする車をよく見かけますが、ちょうど道路を行き交う車が途切れたタイミングや、出口の信号が青になった瞬間など、**「一時停止せずに勢いよく発進する車」**をよく見かけます。

南区菊住 名古屋環状線 歩道を横切る出入口

【衝撃の目撃談】

かつて自動車学校で勤務していた時、路上教習中にまさにそういった場面に遭遇しました。
道路側(車)しか見ていなかった車両が急発進し、歩道を通行していた高齢者の自転車と接触してしまったのです。

幸いにも被害者の方は軽傷で済みましたが、一歩間違えれば**最悪の事態(死亡事故)**になっていたかもしれません。
「歩道の手前では必ず止まる」。このひと手間が、人の命を守ります。


■ 2. 標識がある「歩行者用道路」

次に、青い丸に親子のイラストが描かれた**「歩行者用道路」**の標識です。
商店街やスクールゾーンによくあります。

中区大須4丁目 大須商店街 歩行者用道路

原則として:車は通行禁止。

例外:許可を受けた車や、緊急車両などは通れる。

「許可証」があれば通れます

自宅がスクールゾーンの中にある場合など、どうしても通らなければならない時は、警察署で**「通行許可証」**をもらえば通行可能です。

ただし、許可を受けていても**「歩行者の有無にかかわらず、必ず徐行(すぐに止まれる速度)」**で走らなければなりません。
許可があるからといって、我が物顔でスピードを出すのは厳禁です。


■ 3. 愛知なら知っておきたい「路面電車の線路」

最後に、「軌道敷(きどうしき)」、つまり路面電車の線路の中です。
「名古屋には関係ない」と思うかもしれませんが、愛知県豊橋市には路面電車が走っています。

豊橋市駅前大通2丁目 路面電車

原則:線路内は立ち入り禁止

線路の中は電車のための場所なので、車は走れません。
しかし、以下の**「3つの例外」**なら中に入ってもOKです。

1 右左折や横断をする時
交差点で右折する時など、線路をまたぐ必要がある場合。

2 危険回避や、工事などでやむを得ない時
道路に穴が開いている、路駐車両を避ける、など。

3 「軌道敷内通行可」の標識がある時
青い四角に車のイラストが描かれた標識があれば、自動車は線路の上を走れます。

軌道敷内通行可の標識

【体験談】長崎での恐怖体験

以前、豊橋市内を運転したことがあります。その時は、信号待ちをしている時に前方の路面電車が通過するのを見ただけでした。

しかしその後、旅行先の長崎で、路面電車と並走するタイミングが訪れました。
路面電車は線路から逸脱することはないと分かっていても、**「真横にかなり大きな車両がいる」**ことに、とても恐怖を感じたのを覚えています。

そこに輪をかけて、見慣れない「黄色の矢印信号」や「軌道敷内通行可」の標識、さらに緊急自動車の接近などが重なったら……運転に慣れていない方はパニックになってしまうかもしれません。

電車が来たらすぐに出る!

もし線路内を走っている時に、後ろから路面電車が近づいてきたら?
**「速やかに線路の外に出る」**か、距離を保って道を譲らなければなりません。電車は急に止まれないからです。


■ まとめ|「入らせてもらっている」意識を持つ

今回のポイントを整理します。

1 歩道を横切る時は、人がいなくても必ず一時停止

2 歩行者用道路は、許可があっても必ず徐行

3 路面電車の線路は、右折時などを除き、基本は入らない。

これらに共通するのは、**「そこは本来、車が走る場所ではない」**ということです。
「例外的に通らせてもらっている」という謙虚な気持ちで、歩行者や電車を最優先に運転しましょう。

愛知ペーパードライバースクールでは、
「お店に入る時の歩道のまたぎ方が怖い」
「路面電車のある街(豊橋など)を走る練習がしたい」
というリクエストにも対応しています。

[ LINE相談・ブログの感想も大歓迎です ]

愛知ペーパードライバースクール 名古屋校 代表
服部 寛嗣

2011年から名古屋市内の指定自動車学校で勤務し、
10年間で延べ25,000名以上の技能・学科指導を担当。
現在は出張専門のペーパードライバー講習を行い、
年間約200名のサポートをしています。

中型・二種・大型二輪を含む複数の免許、
教習指導員・技能検定員・高齢者講習指導員など
幅広い資格を保有。

2025年2月9日

« »