愛知ペーパードライバースクール

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【法令解説】「日曜・休日を除く」って今日はどっち?見落とすと即違反になる「補助標識」の完全解読マニュアル

運転中、大きな標識(本標識)の意味は分かっても、その下にくっついている**「小さな白いプレート」**を見て、頭がフリーズしたことはありませんか?

「日曜・休日を除く……ってことは、今日は入っていいの?」
「矢印が左を向いているけど、ここは駐車禁止エリアなの?」

これらは**「補助標識(ほじょひょうしき)」と呼ばれ、メインのルールの「対象」や「時間」、「範囲」**を限定する重要な役割を持っています。

実は、この白いプレートを読み間違えた結果、
「大丈夫だと思って駐車したら切符を切られた」
「バスレーン走行で捕まってしまった」
というケースが後を絶ちません。

今回は、ペーパードライバーの方が特に悩みやすい**「補助標識の暗号」**を、プロの視点で解読していきます。


■ 1. どっちが始まり?「矢印」の暗号

まず、最もややこしいのが**「赤い矢印」の補助標識です。
これは規制の
「始まり」と「終わり」**を示しています。

特に「駐車禁止」や「最高速度」の標識とセットで現れます。

「→右矢印)」ここから(始まり)

 ここから先はルールが適用されます。

天白区天白町 補助標識始まり

「←(左矢印)」ここまで(終わり)

 ここでルールは終了です。(ここを過ぎれば停めてもOK、など)

「↔(両矢印)」区間内(このエリアはずっと)

 この道路はずっと規制中です。

愛知県名古屋市北区名城 駐車禁止ここまで

その他の「ここから・区間内・ここまで」

矢印以外にも、丸い標識や文字で示されることがあります。

「ここから」:文字で示される。

「区間内」:文字で示される。

「ここまで」:文字や、白地に青い斜め線が入った丸い標識で示される。

中川区山王 一方通行終わり

【要注意】中区千代田の「駐車禁止(土日除く)」

よく勘違いされている方を見かけるのが、中区千代田にありますこちらの標識です。

中区千代田駐車禁止土日を除く

一見すると、
「月曜から金曜日は駐車禁止。土日は駐車禁止ではありません(停めてもいい)」
という意味に見えます。

もちろん、標識の意味はその通りです。
ところが、標識で「駐車OK(規制なし)」としていても、「交差点の側端から5メートル以内」や「バス停」、「横断歩道」などの場所は、法律(道路交通法)によってもともと駐停車が禁止されています。

いくら標識が「土日OK」と言っていても、場所が悪ければ駐車違反になります。
これに気が付かずに駐車してしまっている方も多く見受けられますので、「標識」と「法律」の複合的な判断が必要です。


■ 2. 今日は通れる?「日・時間」の暗号

次に、ドライバーを悩ませる**「時間指定」**です。
一方通行や進入禁止、バスレーンなどでよく見かけます。

よくある表記

  • 「8-20」
    • 朝8時から夜8時までは規制あり。それ以外の時間(夜中など)は規制なし。
  • 「日曜・休日を除く」
    • 平日はダメだけど、日曜と祝日は規制がありません(通れます)。

名古屋の「バスレーン」に注意!

名古屋市内には、朝夕のラッシュ時だけ「バス専用」になるレーンが多く存在します。
例えば、標識に**「7-9」「17-19」**と書いてあったら、その時間は一般車は走れません。

名古屋市東区芳野 時間指定バス専用

しかし、その下に**「土曜・日曜・休日を除く」**と書いてあれば、休日は一日中走ることができます。

【体験談】千種区赤坂町での時間指定
以前、朝一番のレッスンに向かう際に、千種区赤坂町の交差点を右折しました。
ところが、私の目の前にいた原付はそのまま直進していきました。

千種区赤坂町 時間指定

本当は私も直進したかったのですが、補助標識を確認すると**「直進禁止」の時間帯**だったため、ルールを守って右折し、少し遠回りをしてお客様のご自宅まで向かったことがあります。
曜日や時間によってルートが変わることもあるので、注意が必要です。


■ 3. 自分は対象?「車両の種類」の暗号

最後は、**「誰がダメなのか(またはOKなのか)」**を示す標識です。

「自動車・原付」

一方通行の標識の下によく付いています。
「自動車と原付は一方通行だけど、自転車は逆走してきてもいいですよ」という意味です。

名古屋市守山区川村町 一方通行の対象 「自動車・原付」

「大貨等(たいかとう)」

これは「大型貨物自動車等」の略です。
トラックなどの大きな車に対する規制なので、普通乗用車は関係ありません(規制対象外)
「あ、進入禁止だ!」と思っても、下に「大貨等」と書いてあれば、普通車は入ってOKです。

【目撃談】中川区春田での「つられ右折」

前に、中川区春田へレッスンにお伺いした時のことです。
ある交差点で、市バスが右折待ちをしていました。

私は直進でしたので後ろで待機していましたが、私とバスの間にもう一台、普通自動車がバスと同じく右折待ちをしていました。

よく見かける光景ですが、ふと交差点の標識を見てみると、そこは「右折禁止」の場所。
ただし、補助標識で**「バスを除く」**とされていました。

目の前の車の方は、「バスが右折しているから、自分も曲がれる」と勘違いをしてしまったようです。(※違反になってしまいます)
このように、特定の車両(バスなど)のみ禁止の対象外とする場所もありますので、「前の車」ではなく「標識」を見て判断しましょう。
(※なお、その交差点は現在、すべての車両が右折できるように変更されています)


■ まとめ|補助標識は「条件付き」の合図

今回のポイントを整理します。

  1. **右矢印(→)**は始まり、**左矢印(←)**は終わり。
  2. **「日曜・休日を除く」**なら、休日はルール解除(ラッキー!)。
  3. **「大貨等」**なら、普通車は関係ない(スルーしてOK)。

補助標識は、本標識(メイン)の意味を**「限定」したり「解除」**したりするスイッチのような存在です。
文字が小さくて読みづらいですが、ここを読まないと「通れるのに遠回りした」「停めていいのに駐車場を探した」という損をしてしまいます。

愛知ペーパードライバースクールでは、
「走りながら小さい文字を読むのが苦手」
「バスレーンの時間指定が瞬時に判断できない」
という方のために、助手席で読み取りをサポートする実践練習を行っています。
LINEでのご相談・質問も大歓迎です!

愛知ペーパードライバースクール 名古屋校 代表
服部 寛嗣

2011年から名古屋市内の指定自動車学校で勤務し、
10年間で延べ25,000名以上の技能・学科指導を担当。
現在は出張専門のペーパードライバー講習を行い、
年間約200名のサポートをしています。

中型・二種・大型二輪を含む複数の免許、
教習指導員・技能検定員・高齢者講習指導員など
幅広い資格を保有。

2025年1月31日

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