自転車2台+対向車」が怖い…!住宅街での追い越しで絶対にやってはいけない判断27
■ 事故の多くは「認知」と「判断」の遅れから起こる
自転車を追い越そうとした瞬間、対向車が来て『挟まれる!』とヒヤッとしたことはありませんか?特に自転車が2台連続していると、追い越す距離も長くなり、判断がより難しくなりますよね。
運転は『認知・判断・操作』の繰り返し。特にこの場面では、どう認知し、どう判断するかが生死を分けます。

そして、交通事故の多くは、
・危険に気づくのが遅れた「認知ミス」
・危険と分かっても軽く考えた「判断ミス」
によって多く発生しています。
だからこそ日常の運転の中で、
危険を読む力=危険予測力 を鍛えることが大切です。
■ 今回の状況(危険予測トレーニング)
あなたは住宅街を
時速30キロで走行中です。

左前方に自転車が2台、縦に並んで走っています。
さらにその先には対向車の姿も見えます。
このとき、あなたはどうしますか?
まずは「認知」から始めてください。
■ まず認知すべきポイント
今回の場面で注目すべき点は3つあります。
① 自転車が2台連続している
② あなたは後方から接近している
③ 対向車が存在している
ここで大切なのは、
「自転車は後方を確認しづらい乗り物」
という事実です。

■ 自転車は後ろが見えにくい
バイクや車にはサイドミラーがあります。
しかし、自転車には基本的にミラーがありません。
つまり――
自転車の運転者は、後方から接近する車に気づいていない可能性が高い
ということです。

特に今回のように2台連なっている場合、後ろの自転車は前の自転車に追従することに必死で、後方の車への注意が1台の時よりも散漫になりやすいという特徴があります。
また、前の自転車が段差を避けてふらつくと、後ろも連鎖的に大きくふらつく『ドミノ現象』が起きることも珍しくありません。
✔ 前の自転車に意識が向いている
✔ 会話に集中している
✔ 進路変更を突然する可能性がある
といった状況が起こりやすくなります。
実際に私も小学生の時に、友達と自転車で出かけた際に先行する友人を追いかけるのに必死になってしまい、安全運転が疎かになったことで危うく後ろからくる車とヒヤリとした体験もあります。
そのぐらい、複数の自転車が一緒に走行すると不測の事態を招く可能性が高くなります。
■ 時速30キロの危険性
「30キロは遅い」と思われる方もいるかもしれません。
しかし実際のところ、時速30キロは意外に速く、
1秒間に約8メートル進み、普通車おおよそ約2台分弱の距離です。
自転車が急にふらついた場合、
反応が1秒遅れれば約8メートル進んでしまうのです。
停止距離はおよそ
・空走距離(危険を認めてから、ブレーキを踏むまでの距離):約8m
・制動距離(ブレーキが利き始め、実際に停止するまでの距離):約8m
合計 約16メートル前後
意外と長いのです。

■ 危険を予測した安心できる判断とは?
この場面でやってはいけないのは、
✔ 無理に今すぐ追い越そうとする
✔ 対向車が来ているのに側方通過する
✔ 間隔を詰めてプレッシャーを与える
みんなが安心できる判断は、
① まずアクセルを戻して減速
② 対向車と安全に行き違う
③ 十分な側方間隔(できれば1.5m以上)を確保
④ 自転車の様子を見ながら通過
「今行ける」ではなく
「安全に行けるか」
で判断することが重要です。

■ なぜ焦りは危険なのか?
自転車ツーリングや並走中の自転車は、
・急なふらつき
・段差回避の急ハンドル
・後方確認なしの進路変更
が起こりやすい傾向があります。
特に後続車に気づいていない場合は危険です。
■ 初心者の方へ伝えたいこと
追い越しは「できる」ではなく
「安全にできるか」で判断してください。
名古屋市緑区や名東区、日進市などの住宅街では、道幅が狭いわりに自転車や対向車の往来が多い場所がたくさんあります。こうした『逃げ場のない道』で2台の自転車に出会ったとき、焦ってハンドルを切るのが一番危険です。
✔ 無理に抜かない勇気
✔ 待つ判断
✔ 距離を保つ冷静さ
が事故を防ぎます。
もし今、
✔ 自転車の追い越しが怖い
✔ 側方間隔の感覚が分からない
✔ どれくらい待てばいいか迷う
そんな不安があるなら、それは自然なことです。

実際のレッスンでは、
・側方間隔の取り方
・安全な追い越しタイミング
・住宅街での速度調整
を実際の道路環境で体感していただいています。
「知っている」と「できる」は違います。
体験されると、
追い越しの場面で迷わず減速できるようになります。

日進市や東郷町、豊明市など自転車通学の学生さんが多い地域では『後ろに車が並んじゃった、早く抜かさなきゃ!』という焦りを覚えることも多いのではないでしょうか?
そんな場面でどうやって冷静な判断に変えるか。実際のレッスンでは、こうした心理的なコントロールのコツも、助手席から具体的にお伝えしています。一人で怖さを我慢して運転し続ける必要はありませんよ。LINEから『ブログ見ました』と一言いただければ、今のあなたに最適な練習プランをアドバイスします

不安が小さいうちに整えておくことが、将来の事故予防につながります。
■ まとめ
今回のポイントは
✔ 自転車は後方確認が難しい
✔ 2台連続は動きが読みにくい
✔ 30キロでも停止距離は約15m
✔ 対向車がいるときは無理をしない
まずは減速。
それだけでリスクは大きく下がります。
危険は突然ではありません。
“予兆”として目の前に現れています。
それでは、愛知ペーパードライバースクールの服部でした。
本日もありがとうございました。
自転車の急な動きにドキッとしたことがある方は、こちらもご覧ください。
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一つずつ、確実に身につけていきましょう。このほかにも、自転車に対する危険予測について体系的に知りたい方は、
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