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【右折時の原付事故】減速したバイクは止まる?判断を誤らない危険予測

■右折する時は先行する原付バイクの動きに要注意?

右折で事故と考えると対向車がいる場面での右折直進を思い起こします。ところが、対向車がいない状態の右折でも交通事故発生の可能性があるのです。

対向車がいないので、「今回の右折は簡単」「問題なく安全に右折できる」と油断してしまうと非常に恐ろしい事になるかもしれません。

交通事故は、このような思い込みから発生する「安全だ」(認知ミス)や「簡単だ」(判断ミス)が原因で発生することが多くあります。

今回は、右折時に対向車がいないのに発生する交通事故の場面をもとに意外なパターンの事故を防ぐための認知・判断のポイントを解説します。


■想定状況:右折待ち中の交差点

あなたは信号交差点で右折しようとしています。

  • 速度は時速30km前後
  • 前方には左折しようとする普通自動車
  • その後ろを直進バイク(原付)が走行
  • 交差点の左側にある横断歩道には、横断歩行者

左折車が横断歩道を歩く歩行者を発見し手前で減速しました。
それにつられ、目の前のバイクもスピードを落とします。

交差点の向こうから近づく対向車は他にいません。

さて――
このとき、あなたは右折を開始しますか?

右折方法はこちら↓

右折の正しい方法とは?一方通行と通常道路の違い


■バイクの減速=安全ではない理由

この場面、多くの人がこう考えかもしれません。

「バイクは減速している。止まるかもしれない。今なら行ける。」

しかし、本当にバイクは停止するのでしょうか?

🔥 実は、バイクのこの後の行動はまだわからない

実は、皆さんの目の前にいるバイクはこの時、

・左折車の後ろで停止する

・左折車を右からかわして直進する

このどちらかを選ぶ“途中”にいます。

つまり、
この後の行動が未確定の状態なのです。


■なぜ原付・バイクは予測しにくいのか

二輪車には四輪車と違う特徴があります。

  • 車体が小さく、すり抜けをしやすい
  • 小回りが利くため、進路変更が素早い
  • ブレーキと同時に進路変更も可能
  • 加速が速い

特に注意したいのは、

✔ 減速からの再加速が速い

左折車の様子を見て一瞬減速
→ 歩行者の位置を確認
→ 右側が空いていると判断
→ 一気に加速しながら右に進路を変えながら加速

この一連の動きは非常に素速いものになります。

もし皆さんが、バイクの特性をあまり意識せず、対向車がいないからと不用意に右折を開始すると、このバイクの動きと重なり衝突するかもしれません。


■時速30kmはどれだけ進む?

「まだ距離があるから大丈夫」

そう思いがちですが、

時速30kmは
1秒間に約8メートル進みます。

反応時間+制動距離を含めると、
停止までに約15メートル前後必要です。

原付が急加速した場合、
あなたの右折開始と重なる危険は十分にあります。

停止距離の基本はこちら↓

速度が上がるとなぜ止まれない?停止距離の基本


 

この場面でやってはいけない判断

❌ 減速=停止と決めつける
❌ 対向車がいないから安全と思う
❌ 「今なら行ける」と感覚で判断する

右折は「前方車両の右側が空いているか」「対向車や右折先の横断歩道に人がいないか」だけではなく、

“周囲の車両は、進路が確定したか” ”思わぬ急な動きをすることはないか”

も皆さんの行動を決める重要な判断材料になります。


■プロが見るポイント(ここが差)

今回のような場面では、ここを見ています。

  • バイクの前輪の向き
  • ライダーの視線
  • 体の傾き
  • 足を出す準備をしているか

ライダーの顔が右側へ動いたり、上半身が前傾姿勢をとったり右側に傾くと、停止した先行左折車を右側に避けて直進の可能性が高く。


減速しながら足がバイクから出てくれば停止の可能性が高くなります。

一時の速度だけでなく、相手の様々な変化を読むのが危険予測には大切です。


■安心できる対応

このような場面では、

・無理に右折しない

・バイクの動きが完全に確定するまで待つ

・原付を先に通す

・余裕を持って減速する

右折を3秒遅らせても、到着時間はほぼ変わりません。しかし、その3秒が事故を防ぎます。

 


■まとめ|右折は「空いている」ではなく「確定している」で判断

右折時に意識すべきことは3つ。

1 減速=安全ではない

2 原付は進路が未確定な時間がある

3 相手の動きが落ち着くまで待つ

右折は勇気ではなく、観察力です。


■最後に右折が怖く自信のない方へ

理屈は分かる。
でも本番で判断できる自信がない。

その状態で一人で公道に出る必要はありません。

 

愛知ペーパードライバースクールでは、犬山市、瀬戸市、安城市など複雑な道路や交通状況のある地域で、皆さんが今後走行する可能性のある実際の交差点を使って練習”を行っています。

 

もちろん今回の右折の判断もしっかり自信が持てるようお手伝いをいたします。

レッスン車はもちろん、マイカーにも補助ブレーキを付けて、焦らずに「待つ感覚」を体で身につけることができます。

右折が怖いく運転に苦手意識や恐怖心のある方こそ、
一度ご相談ください。

あなたの「怖い」を「確かな予測力」に変えていきましょう。

それでは、
愛知ペーパードライバースクールの服部でした。


 

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2024年12月5日

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